ドラえもんのキャラクターにおいてのび太の恋敵であり、最強のポテンシャルを秘めたイケメンボーイ、出来杉くん。
ドラえもんの劇場版では、解決困難な出来事が毎回起こっているわ。
その過酷な劇場版にこそ、天才、出来杉英才を使うべきじゃないのかしら?
彼がのび太一味からハブられる理由を検証してみたわ!
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出来杉英才という男
彼の名前は出来杉英才(できすぎひでとし)。
(私はさっきまで「えいさい」だと思っていたわ)
のび太のクラスメイトであり、学級委員長のポジションにあたる。
絵に描いたような優等生で(まあ、絵に描いてるんだけど)
スポーツ万能、成績優秀(オール5)、顔もイケメン、性格までイケメンと男なら一度は憧れる要素を全て持ち合わせた完璧超人よ。
こんなの、のび太じゃなくても普通の男なら憧れ嫉妬してしまうわね。
ましてや恋敵ともなれば「悪いところの1つでも見つけてやろう」くらいに思わなければ、のび太の精神は崩壊するレベルよ。
しずかちゃんがのび太との結婚前夜にお父さんにこう言われるシーンがあるわ。
「のび太くんを選んだきみの判断は正しかったと思うよ。あの青年は人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことができる人だ。それがいちばん人間にとって大事なことなんだからね」
素晴らしいセリフだと思う。
誰もが感動したわよね。
でも、後々冷静になったときにふと思ったわ。
あれ?それって出来杉君もできるんじゃないの?って。
天才の宿命
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これほどの能力を秘めた彼が、なぜ劇場版に出演させてもらえないのか?
そのヒントとなる一文が『ドラえもん のび太の恐竜』のWikipediaの中に記されていたわ。
当初のシナリオ第一稿には出木杉が登場しており、1億年前での冒険にも参加していたが、完成した映画では、出木杉は一切登場することはなかった。なお、このシナリオで出木杉は「タケコプターの電池の持たせ方」「ブロントサウルスの解説」「日本へ陸伝いに帰る」「ラジコンで恐竜ハンターたちを出し抜く」など、作中で重要な解説をしたり、アイディアを出したりしている(完成版では、それらの役割はドラえもん・のび太・スネ夫に置き換えられた)。
そう、逆だったのよ。
彼は、出来過ぎだったのよ。
馬鹿力のガキ大将ジャイアン
ひみつ道具を使いこなすドラえもん
紅一点ヒロインのしずかちゃん
金持ちで甘えん坊のスネ夫
彼らにはしっかり役割があるわ。
しかし、出来杉くんが出てくる事によってのび太の見せ場が激減してしまうのよ。
なぜなら、出来杉君は主人公級の能力をもった脇役だから。
のび太程度の主人公なんか簡単に食ってしまうのよ!
それに、できる男ができるところを見せても、人はなかなか共感したり感動したりしないわ。
ジャンプのマンガとか見てても、最初からなんでもできる主人公ってほとんどいないのよ。
やっぱり人は、人が成長する姿が好きなのよね。
だから、普段は本当にダメダメで何もできないような男が、自分の持てる全てを使ってなんとか問題を解決する。
そういった姿の方が感動しやすいし、共感できるのよ。
そして、しずかちゃんものび太を選んだ理由としてこう言っているわ。
「そばについててあげないと、あぶなくて見てられないから」
・・・出来過ぎな男には一生無縁なセリフね。
そう、彼は完璧過ぎた。
完璧だからこそ失うものもこの世にはあるということね・・・。
映画ドラえもん のび太の恐竜【映画ドラえもん30周年記念・期間限定生産】 [ 大山のぶ代 ] |
まとめ
・出来杉君は非の打ち所もないレベルの完璧男子
・出来杉君は主人公級の能力をもった最強の脇役
・出木杉はあまりにも出来過ぎた
能力がありすぎることで失うものもあるのね。
人生って複雑だわ・・・。
それじゃ。
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