お客様は神様ですを最初に言った人は?本当の意味が勘違いされてる?

「お客様は神様です」
これってとても有名な言葉だけど、誰がいい出した言葉なのか知ってるかしら?
また、世間では「客の言うことは絶対!」
って意味に捉えられているけれど、言った人は違う意味でこの言葉を使ったのよ!
じゃあ、その人が言った「本来の意味」は何なのかしら?

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「お客様は神様です」の生みの親は?

今では、態度の悪い客の常套句と化してしまった

「お客様は神様です」

と、言う言葉。

こんな罪な言葉を作ってしまったのは一体誰なのかしら?

その人物の名前は、三波春夫よ。

彼は演歌、歌謡歌手として有名で、2001年に前立腺癌で既に亡くなっているわ。

歌謡曲の衣装に初めて和服を使用した男性歌手らしいわよ。

さて、この言葉は、商売の心構えとして世の中に浸透しているわね。

だから、サービス業の人はこの言葉に今も随分苦しめられていると思うわ。

でも実はこの言葉、本来の意味とは違った解釈がされているってみなさんご存知かしら?

本来の意味は?

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なぜ演歌歌手である彼が、こんな言葉を使ったのか?

その理由がコレよ。

三波本人の説明によると、「舞台に立つときは敬虔な心で神に手を合わせた時と同様に心を昇華しなければ、真実の芸はできない」「いかに大衆の心を掴む努力をしなければいけないか、お客様をいかに喜ばせなければいけないかを考えていなくてはなりません。お金を払い、楽しみを求めて、ご入場なさるお客様に、その代償を持ち帰っていただかなければならない。」「お客様は、その意味で、絶対者の集まりなのです。天と地との間に、絶対者と呼べるもの、それは『神』であると私は教えられている。」と、自身の芸と観客との関係について、自著で述べている。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%B3%A2%E6%98%A5%E5%A4%AB

またこうも言ってるわ。

三波側では、以前からこのフレーズの“真意とは違う”使われ方を「歓迎出来た話ではない」としながらも静観していたが、オフィシャルサイトに『「お客様は神様です」について』のタイトルでコラムを掲載、「例えば買い物客が『お金を払う客なんだからもっと丁寧にしなさいよ。お客様は神様でしょ?』と、いう感じ。店員さんは『お客様は神様です、って言うからって、お客は何をしたって良いっていうんですか?』という具合」と具体的な例を挙げた上で、三波が言っていた「お客様」とは商店や飲食店などの客ではなく、聴衆・オーディエンスであり、「この言葉を盾に悪態をつく客(クレーマー)は『様』を付けて呼んで貰えるような人たちではないと思います」と解説している。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%B3%A2%E6%98%A5%E5%A4%AB

オフィシャルサイトはこちら

お分かりいただけただろうか?

三波春夫は、お店の客じゃなくて、芸を見せる客に関してだけ神様と言ったのよ。

芸を見せるにあたって、自分の心構えとして最高の状態というのが、相手を神と思って芸をすることってだけなのよ。

私は接客業をしたことはないわ。

でも客として、お客様が神様なわけないとずっと思っていたわ。

例えばレストランでオムライスを注文したとするわね。

え?何でオムライスかって?

好きだからよ

って、話がそれたじゃないの!

まあ、いいわ!あなたはそのオムライスのお金を払うわよね。

ここで成立した取引は、あなたがオムライスを食べられる代わりにお金を払うということ。

その他は全てお店のご厚意なわけ。

食べ物だけじゃ喉が渇くから、お水があった方がいいねー

っていうのも、お店側がお客様のためにサービスしてくれてるだけなのよ。

本来人にサービスを求める場合は、対価が必要なのよ。

それを無償でしてくれてるだけ。

オマケなのよ。要は。

あってもなくても文句なんて言えないことなのよ。

でも、最近の「お客様」はそうじゃない人が多いように感じるわ。

無償でするのが当たり前!という図々しさがあるように思うわ。

そもそも、今その場でオムライスが食べたいけど、作れないから私たちからお願いして作ってもらってるのよ。

客とサービス提供者はあくまで対等。

だから、店員に敬語も使えない人とは仲良くなれないのよ。

だって店員は、自分と対等な人だから。

その対等であるべき人を、対等に見れない人となんて仲良くできないでしょ?

対等な人に良いサービスを求めるならその分のお金を払わないとダメよ。

まさか、800円のオムライスを注文しただけで神様になれるなんて、誰も思ってなんかないわよね?

少なくとも

「お客様は神様です」

は、客が店員に言う言葉じゃなくて、店員が客に対して思うことであって・・・。

客が店員に対して思わなきゃいけないのは

「いつもおいしい料理を提供してくれるお店は神様です」

ってことだと思うわ。

まとめ

・「お客様は神様です」は三波春夫の言葉!

・三波春夫は、芸を見せる心構えとして客を神に見立てる意味で「お客様は神様です」と言った。

・客と店員は対等!

 

お客様は神様なんかじゃないわ。

ただの対等な人間よ。

それじゃ。

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